2014年4月8日火曜日

ひきこもり大学

ダイヤモンド社のダイヤモンドオンラインには、『「引きこもり」するオトナたち』という連載記事があり、これが結構、ためになる。

その、2014年3月27日の記事で、「ひきこもり大学 in 神戸」なる催しが開かれていることを知った(http://diamond.jp/articles/-/50754)。

兵庫県の当事者が結成したNPO法人「グローバル・シップスこうべ」(http://www.global-ships.net/activity/)が主催し、「ひきこもり」の当事者の日常生活や自立に役立つような学習会を定期的に開く、というもののようだ。

3月21日に神戸市で開催された『ひきこもり大学 in こうべ「ひきこもり経済学」』では、アファリエイト(※)について学んだという。アファリエイトならば、自宅にいながら、職歴も学歴も関係なく、うまくいけば収入が得られる。

※アファリエイト:簡単に言えば、自分のホームページやブログに企業の広告を載せて、訪問者がその広告をクリックすれば、収入が得られるというもの。

やっぱり、そこに行き着くんだなと思う。アファリエイトは、もう難しいと思うけど、こうした試み自体が面白いと思う。また、当事者が主催して、「大学」というスタイルをとるのも斬新だ。

フラットでも、たくさんある方法の一つとして、自分たちで収入を得られる道はないか探っている(起業部)。従来の、囲い込みにもなりがちな共同作業所や福祉レストランのようなものとは違ったかたちで、当事者主体の事業を作れないか模索している。

これは本来、邪道だけれど、職歴や学歴がどうしても大きなネックとなる現実のなかでは、正攻法以外も必要だ。先の長い階段を一歩一歩という本道のほかに、一足飛びの「遊び」があってもよい。アルバイトをしながら、副業という手もある。今は、やり方しだいでいろんなことができる世の中だと思う。

同じような結論に至った「ひきこもり大学」の活動に勇気をもらって、今年度から本腰をいれなくちゃ。そう、思いました。

「ひきこもり大学」にはほかに、「農業自給自足学科」「親の理解が深まる学科」など、たくさんのアイディアがある様子。

今後も注視していきたいと思います。

それにしても、つい5年ほど前までは全国に数えるほどしかなかった「ひきこもり支援」の団体も、すっごく増えたね。もう、数えきれないくらいあるかも。たまには、他の都道府県にも足を伸ばして、他の団体の活動をみてみたいと思います。





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